STORY
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2025.09.18

私は30年以上、大手総合メーカーで技術部門、営業部門、事業部門などに従事し、定年が見えてきた50歳後半ごろから、仕事中心で送ってきたサラリーマン生活について、「これでいいのか?」と疑問を感じ、漠然と「何か社会にお役に立てることはないか?」そんなことを考えるようになり、早期定年退職制度を活用し退職しました。
そして、「障害をもって生まれた子供の親としても、地域社会とのかかわりを深め、ハンディーキャップをもつ方々と一緒になって仕事のできるプラットホームはないか?」と探していたところ、ズバリ合致したのが豊能障害者労働センターでした。
私は2023年10月に入社し、リサイクル事業のメインショップのゆっくりとリサイクル倉庫(ピンクポコペン倉庫)での仕事が主ですが、2025年3月からは役員として労働センター全体の運営にも携わっています。
最初は全く畑違いの仕事で、どちらかいうと地味なイメージのリサイクルショップでの仕事への不安もありましたが、明るい障害者スタッフと一緒に働いてみると想像以上に面白く、すぐに払拭させてもらいました。
ご提供いただいたリサイクル品はバラエティー豊かで思いがけない価値のある商品や、
ちょっと変わったレトロなアイテムとの出会いも楽しさがあります。その商品を再販するために障害者スタッフと一緒に綺麗にして値つけをしていきます。
捨てられるはずだったものに息を吹き込んでいく過程ではエコに貢献している実感、そして少し高いかな?と思いながら値付けした商品が販売できたときは、必ず障害者スタッフが満面の笑顔で報告してくれて みんなで”やった~”とワイワイ騒いでいます。
お店の集客手段として始めた月替わりの”商品まつり”そして、社会貢献活動の”レモネードスタンド“、”大人用おむつ相談会”などの企画運営もみんなで知恵を出し合い『わくわく』するお店づくりを進行中です。
特にしばりがないので、店づくりや運営など自分の思い、企画をすぐ実現できることです。
例えばSNSに興味があれば実践投稿しながら上達もできます。また今までの経験を役立ちにかえることもできます。
そして、一緒に仕事をしている障害者スタッフの業務内容が上達していく姿を見ているとたくさんの元気をもらえます。