株式会社アーバンパイオニア設計

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インタビュー
設計の仕事に、男性も女性も関係ありません

2024.02.07

設計の仕事に、男性も女性も関係ありません

現在のお仕事内容と、入社経緯について教えてください

私は設計部CAD・CG事業部という部署で、CADを用いた橋梁の設計図面作成に携わっています。学生時代の私は積極的に建設業界を目指していたというわけではありませんでしたが、土木系のゼミを専攻していたこともあり、とりあえずは建設業界を中心にエントリーしていました。私が就職活動を始めた時期はちょうど就職氷河期真っただ中で、今でこそ「ドボジョ」という言葉を耳にするようになりましたが、当時の建設業界は男性の世界というイメージが非常に強く、エントリーどころか資料請求すらままならないことも日常茶飯事。そんな中で女性の私を受け入れてくれたのが、新卒から20年以上お世話になっている当社です。当社には、私が入社する以前から女性の先輩社員が設計職として勤務しており、男女関係なく同じフィールドで活躍できる環境が既に整っていました。

土木系のゼミを専攻されていたということですが、入社後に活かせる知識はありましたか?

実務としてはほとんど活かせていません。CADの操作方法をはじめ、仕事に必要な知識は入社後にイチから学んでいきました。逆を言えば、スタートラインはみんな同じなので、この分野に興味さえ持っていれば、入社後の努力次第でどうにでもなると思います。

益子様は、20年以上のキャリアをお持ちと伺っています。それだけ長く仕事を続けられる秘訣は何ですか?

仕事の面白さを感じるようになったのは、入社してから10年ほど経った頃です。できることが増えてきて、仕事のペースが掴めるようになってから、「これならやっていけそうだな」と思えるようになりました。根を詰め過ぎないで息抜きをすることが、仕事を長く続けられている理由だと思います。

この仕事の大変なところはどこですか?

土木の設計には、1つとして同じものはありません。そのため、20年以上仕事を続けてきた今でも毎日が勉強の日々です。ちなみに私が入社した当時は、業務の大半が新しい橋梁の設計でしたが、近年は老朽化した橋梁の補修・補強や、地震・水害などの災害復旧の業務が多くの比率を占めています。

採用サイトをご覧の方に向けてメッセージをお願いします

近年、建設業界全体で人手不足が問題視されており、それを補うために業務の一部をAI化していこうという動きが進められています。しかし、私たちの仕事の全てがAIに取って代わられることはないだろうと考えています。先ほど申し上げたように、土木の設計は1つとして同じ仕事はなく、その場その場での判断や知識の応用を必要と感じるからです。マニュアル通りにいかない難しさもありますが、その分、一度身に付けた技術は、自分自身の財産になりますよ。

益子さん/CAD・CG事業担当