オー・ケイ・エス株式会社

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インタビュー
社員にとって親しみやすい存在でありたいです

2021.09.28

社員にとって親しみやすい存在でありたいです

業界的に女性の社長は珍しいとお聞きしています。就任にあたり不安はありませんでしたか?

特に不安はありませんでしたね。というのも、令和元年11月に、私は当社の代表取締役に就任したのですが、それまでの4年間は前社長との共同代表として会社の経営に携わっていました。長らく営業として活躍し、現場についてもよく知っていた前社長とは異なり、私には現場の知識も経験もありません。そのような私が社長としてやっていくために見出した活路が、現場主義という前社長の考え方を踏襲しつつ、各部門の協力を仰いでいくこと。今までのやり方を真似ることは自分にはできないので、理念はしっかり受け継ぎながらも、独自のスタイルを確立できればと思います。

社長に就任されてから心がけていることはありますか?

情報共有の時間をできるだけ多く確保するようになりました。社長である私が何も知らないようでは社員も安心して相談や仕事ができないと思いますので、分からないことがあれば、「知らないことだから教えてほしい」といったスタンスで質問することも心がけています。知ったかぶりをしたところで、分からないものは分からないですからね。あとはとにかく“親しみやすい存在”でいることです。他愛のない話から言いにくいような相談事まで、どんなことでも安心して話してもらえるように社員との関係を深めていきたいです。

女性ならでの視点を活かして取り組まれたことはありますか?

事務所内のこまめな清掃や、社員の身だしなみチェックでしょうか。些細なことかもしれませんが、普段の何気ない行動が仕事の精度にも表れるので、日頃からの意識付けには特に気を配っています。社員からは「そんなことも?」といった感じで嫌がられているかもしれませんが(笑)。また、病院や学校など不特定多数の方が出入りする施設を訪問するので、そういった意味でも、多くの人の目に触れる制服や社用車を清潔に保つことは重要です。

今後のビジョンについてお聞かせください。

より多くのご依頼にお応えしたいと思う一方で、現状の人員配置では、当社とお付き合いのあるお客様に対応させていただくのが精一杯の状態です。安定的に業務を回していくためにも、今後、複数名の社員を増員したいと考えています。また当社では、創業時から会社を支えてくださっている方をはじめ、多くのベテラン社員にご活躍いただいていますが、技術やノウハウを継承するためにも次代の社員育成は急務となっています。そのための教育体制は整っており、先輩とのOJTはもちろん、ステップUPに必要だと会社が判断すれば外部講習なども受講できるので、新人の方にも安心して知識やスキルを磨いていただけます。ちなみに、当社で活躍している先輩の多くは、入社してから業務に必要な資格を取得しています。その際、会社として取得に向けたサポートは行っていますが、ご本人の前向きな意志がなければ意味はありません。「学びたい!成長したい!」という想いで取り組むからこそ、知識は定着するからです。成長のための支援は惜しみませんので、努力し続ける姿勢は忘れずにお持ちいただければと思います。