イギリス文化と歴史の結晶Our Feature

パブとはパブリックハウスの略称だった

英国パブはイギリス文化と歴史の結晶とも言われており、パブという言葉自体が文献に現われたのは1860年代中盤ではあるが、時代を遡り、13世紀あたりにはその前身と言うべき店舗が街道沿いにたくさん開業していた。 時代とともにイギリスにかつて存在した様々な形態の「集い場」が各々のスタイルを織りなし、人々の集う場所つまり「パブリックハウス」が誕生した。その通称が「パブ」であり、モーリスが立ち上げた英国パブはその遺伝子で福岡に生まれたものである。

重厚な門構え、そして木製の看板には店の名前やそれに関係する絵が描かれており、動物や鎧、装飾品などテーマは様々である。英国パブはただお酒を飲む場所ではない。フランスにおけるカフェと同様、情報交換やコミュニケーションの場であり、イギリスの文化を生み出し、発信してきた重要な場所でもある。「パブがなければイギリスの今日はなかった」この言葉は全く過言ではない。文化を発信する場が存在したからこそ、文化が生まれやすかった。パブは常に「地域文化の成熟」を見守っている。